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こんにちは、心吾です。
「あなたは誰に向かって文章を書いていますか?」
これが明確になっていなければ、人を動かす文章を書くことは出来ません。
- 手紙
- 企画書
- メモ
- メール
- チラシ
- ブログ
- SNS
- セールスレター
手紙やメールなどのように1対1でやり取りする文章であれば、必ずあなたの頭の中には相手の顔が浮かんでいるはずですよね。
ですが、
ブログの文章やチラシ、Facebookやtwitter、セールスレターなどで文章を書くときは、文章を見せる相手がどうしても不特定多数になってしまいますので、「はっきり」と「明確」に伝える相手を絞りこめていないことも多いのではないでしょうか?
「ターゲッティング」とは?
「読者の人物像を具体的に想定すること」商品を販売するときなどは、「どの顧客層を標的にするのかを決めること」これを「ターゲッティング」といいます。
この「ターゲッティング」がきちんとできていれば、コピーを書く内容もおのずと決まってきて、反応のとれる文章が書けるようになります。
逆に言うとターゲットが定まっていなければ、人を動かすような文章(コピー)を書くことは出来ないのです。
英語を習得したいと思っている人に対して中国語の教材を勧めたって、見向きもしませんよね。
化粧品を探している人に対してダイエット商品を勧めたりしたら、「私が太ってるって言いたいの?」と怒鳴られかねません。
相手に合わせた言葉を選んでいくべきですよね。
コピーライティングにおける最大の目的は、読者を「行動させる」ことです。
具体的には
- 商品やサービスを購入してもらう
- 読者登録をしてもらう
- クリックを押してもらう
- アンケートに答えてもらう
- 見学会に来てもらう
など
コピーライターが読者にとってもらいたいと思っている行動を実際に行動してもらう。
これが出来れば、目的が達成されるわけです。そのために、人間心理の原則を利用したあらゆるテクニックがあるわけですが、そのテクニック以前にやらなければならない最初の重要な課題が「ターゲッティング」なのです。
「ターゲッティング」の方法
「10倍売れるWebコピーライティング 」では、
ターゲットの選定方法として、次の2つの方法が紹介されています。
- デモグラフィックによるターゲッティング
- サイコグラフィックによるターゲッティング
デモグラフィック
【1】デモグラフィックとは、人口統計データのことです。
具体的なターゲットの選定方法としては、以下の7つを定義します。
■年齢
■性別
■世帯規模
■所得
■職業
■学歴
■住所
なるべく多くの項目を定めることで、より具体的な人物像を思い浮かべることができますね。
何人か例を考えて書き出し、それぞれを比較検討してみましょう。その中で、よりあなたの商品やサービスに適した人物像をターゲットとするわけです。
どの人物像がより売り上げの成果に貢献しそうですか?
サイコグラフィック
【2】サイコグラフィックとは、心理学的な側面からのデータです。
■価値観
■ライフスタイル
■性格
■好み
などで選定します。その中でも(価値観)と(ライフスタイル)については細かく設定すると良いでしょう。
人の「価値観」は、主に
■仕事
■お金
■家族
■人間関係
■健康
の5つがあります。
あなたが文章を書いている相手はどんな価値観を最も大切にしているでしょうか?
あなたが売ろうとしている商品は、その人の価値観と合っているでしょうか?
つぎに、人の「ライフスタイル」は、次のように分けて考えると良いです。
■アーバンライフ = 都会での生活を好む人
■カントリーライフ = 自然豊かな場所での生活を好む人
もうひとつは
■キャリアライフ = 仕事をバリバリ頑張る人
■リラックスライフ = 仕事以外の趣味を大切にする人
どのようなライフスタイルを重視しているかによって響く言葉が変わってきます。
このように、ターゲット設定では、かなり細かいところまで絞り込んでいく形になりますが、このような明確な絞り込みを行うことで、より説得力のあるコピーが書けるようになるわけです。
次の2人がいるとしましょう。
- 「都会でバリバリ仕事をこなし、もっと稼ぐ方法がないかと色々なことに挑戦している働き盛りの40歳キャリアウーマン」
- 「定年退職し、のんびりと田舎暮らしを求めている70歳の元サラリーマン」
この2人に突き刺さる言葉は、違って当然ですよね。書くべき文章も必然的に違うものになります。このように、ターゲッティングをどのようにするかで選ぶべき言葉(コピー)が異なってきます。
ターゲッティングを絞り込むことに対する疑問
「ターゲットを広げた方が、より多くの反応が得られるんじゃないの?」
という疑問もあるかと思いますが、幅広く万人に受け入れられるようなコピーだと具体性に欠けた曖昧な文章となってしまいがちです。
具体的に書くことを躊躇しなければいけない分、ライティングの難易度も上がってしまいますね。
ですから、
セールスレターに限らず、ブログの記事を書くときやFacebookやtwitterへの投稿、チラシを作成するときなど、
どんな媒体かに関わらず文章を書くとき、
まずは、出来る限りターゲットを絞ることから始めてはどうでしょうか?
【今日のまとめ】ターゲットを明確にするための20の方法
いかがでしたか?
ブログで文章を書き始めたとき、自分でも一体誰に向かって書いているのか分からなくなるときがありました。
油断すると、誰にも伝わらない自分本位の文章になってしまいます。
ですから、伝える相手(ターゲット)を頭に明確に思い浮かべましょう。
- 年齢
- 性別
- 世帯規模
- 所得
- 職業
- 学歴
- 住所
- 価値観
- ライフスタイル
- 性格
- 好み
- 仕事
- お金
- 家族
- 人間関係
- 健康
- アーバンライフ = 都会での生活を好む人
- カントリーライフ = 自然豊かな場所での生活を好む人
- キャリアライフ = 仕事をバリバリ頑張る人
- リラックスライフ = 仕事以外の趣味を大切にする人
私は、「コピーライティングを勉強したての自分自身」をターゲットとして設定してブログやメルマガの文章を書いていることが多いですね。「昔の自分」をターゲットにするのも良いですよ。
「ターゲッティング」&「リサーチ」:コピーを書く前に大切な2つの準備