こんにちは。心吾です。
コピーやセールスレターの目的は文章によって「読み手の行動を促す」ことにあります。
一言でいえば、「成約」という行動をとってもらうことが目的となります。
では、「成約をとる」ための文章を書く時の最重要課題とは何でしょうか?
コピーライティングに関する本を読んでいると、
・読み手を引き込むヘッドコピー
・ブレッドをたくさん書き出す
・解りやすい文章を書く
・ストーリー性のある文章を書く
・〇〇の法則など
テクニック的な事が色々とたくさん書かれていますが、
コピーライターとして文章を書く前にまず最初に行うべきこと。
それは「ターゲッティング」と「リサーチ」です。
今回は、「ターゲッティング」というテーマで書いていこうと思います。
例えば、あなたがある生徒の家庭教師の先生をすることになった、と仮定して考えてみてください。
あなたは、あなたが初めて教える生徒個人の情報をまず第一に知りたいと思いますよね。
その生徒の年齢、性別、性格、現時点での知識レベルや成績、目指している目標などを把握しようとするはずですよね。
そしてその生徒の現状から目指すゴールに向かって逆算し、必要な勉強方法を考え指導をしていくという方法をとるはずです。
- なにが得意で何が不得意なのか?
- 勉強をしてどうなりたいのか?
- どういう悩みや不安があるのか?
要するに、先生は生徒のことをしっかりと理解していなければ、具体的にどういう風に教えたらいいのか解りません。
そしてどこに向かっていけばいいのかということも全く分からない、ということになってしまいます。
ということは、教えを受けている生徒の方も路頭に迷ってしまう結果になります。
もちろん、その生徒が勉強なんてする気がゼロであれば、家庭教師の言う言葉は生徒の耳を右から左へ通り過ぎて少しも引っかかりません。
生徒が東大を目指しているのか、それとも学期末試験で数学の点数を上げるためだけを目的に勉強をしているのか。
このようなことによっても、ずいぶんと教える側の戦略は変わってきますよね。
小学生には小学生に対する教え方、高校生には高校生に対する教え方があります。
やみくもに1から10まで教えていても目標にはなかなか近づかないわけです。
コピーを書く際にもそれと同じことが言えます。
まずは読み手のターゲッティング!
ターゲッティングとは「どの顧客層を標的にするのかを決めること」です。
言い換えると、コピーが「誰に向けてのものなのか」を明確にすることです。
ターゲッティングのための2つの方法とは
ターゲッティングのための2つの方法
1.取り扱う商品を基準にターゲットを絞り込む2.どんな顧客を集客しているかを基準にターゲットを絞り込む
1.取り扱う商品を基準にターゲットを絞り込む
例えばあなたが「かばん」を販売しているとしましょう。
あなたは、その「かばん」が
・男性用なのか女性用なのか
・実用性や機能性を重視しているものなのか
・見た目の格好良さを重視しているのなのか
・安価な物なのか高価なブランド物なのか
といったことを判断する必要があります。
あなたが販売している「かばん」が女性用のブランドバックで、若い子向けのキラキラした派手なものであれば、そのような「かばん」を欲している女性が必然的にその商品のターゲットとなり、その人にしてメッセージを伝えていく事になります。
一方、安くて機能性の良いことを重視しているビジネスマンは、ここではターゲットとして当てはまりません。
ターゲットを明確に絞り込むことでリサーチもし易くなり、より具体的な文章を書くことができるので、コピーも書きやすくなります。
先程の例で言うと、ブランドバックが大好きな若い女性に対してさらに深くリサーチをしていくことになります。
2.どんな顧客を集客しているかを基準にターゲットを絞り込む
あなたがネットビジネスをしていて、何かのブログを書いたりメールマガジンを発行しているとしたら、「どのような人たちが購読者となっているか」を判断すればいいのです。
そしてその中で最も多い層をターゲットにします。
例えば、ネットビジネス初心者向けのブログを書いているのであれば、その読者層はおそらくネットビジネスをこれから始めようとしている人やネットビジネス初心者が多いと思います。
なので、そのような読者層にターゲットを絞ることになります。
そしてそのターゲットに必要な価値ある商品を文章で提案し、販売していくことになります。
さらに「リサーチ」によって深堀りしていくことでお客さんをしっかりと理解し、コピーを書いていくわけですね。
〈まとめ〉
書く前の準備として重要な事は、「ターゲッティング」と「リサーチ」である。
ターゲッティングの2つの方法
1.取り扱う商品を基準にターゲットを絞り込む
2.どんな顧客を集客しているかを基準にターゲットを絞り込む
「リサーチ」については次の記事に目を通してください >「リサーチ」で理解すべき3項目はこれ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。