
こんにちは、心吾です。
私は、人前で話をしたりスピーチをしたりするとき、言葉の選び方や表現の仕方に困ることがよくあります。
言葉に詰まってしまい数秒間の沈黙がつづいたあと、気まずい雰囲気になる場面も少なくありません。
もともと人見知りで、人と話すときも自分から言葉を発することが少なかった私は、文章を書くこともすごく苦手だったので、ボキャブラリーの少なさには自信がありました。
コピーを考えたり、ブログの文章を考えているときも同じです。
書きたい内容は頭の中にあるのに、なかなか言葉にして表すことが出来ず、キーボードを叩く指がストップすることも少なくありません。
ブログで1つの記事を書くのに5時間、6時間、丸一日かかってしまうこともあります。
私のように、ボキャブラリーを増やしたくてもどうしていいのかわからず悩んでいる人も多いと思います。
「ブレインダンプ」
そこで今回は、ボキャブラリーを増やすために「ブレインダンプ」を紹介します。
参考にしたのはこの本 → 人を操る禁断の文章術 [ メンタリストDaiGo ]
コピーの勉強をし始めてから「ブレインダンプ」という言葉を初めて聞きました。
「ブレインダンプ」とは、ブレイン(脳)の中にあるすべてのものをダンプ(表示)することです。
あるテーマについて思いつくことを全て書き出す。関連する言葉を全て出し尽くすという方法です。
ただひたすら頭に浮かんできたことを集中して吐き出していくという作業ですね。参考資料や本などは一切見ずに、自分の脳だけをフル回転させていきます。
これで何が得られるか、というと自分の無意識の中にあった言葉が表に出てきやすくなるのだそうです。自分の中の未開拓なボキャブラリーですね。
ほぼ何も考えずに書いて、書いて、書きまくるので、意識的な集中を通り越して、スポーツ選手がよく使う「ゾーン」に入った状態とでもいうのでしょうか。無心、無我の境地に近づくのですかね。
自分でも思いもよらない言葉や単語が出てくることも多いそうです。
はじめて「ブレインダンプ」をやってみた。
そこで、今回はこの「ブレインダンプ」を実際にやってみました。
ポイントは書いているペンを止めないということ。考え込まず、とにかくペンを走らせることです。
テーマは「コピーライティングをマスターすることで得られること」にしました。
スマホアプリのタイマーを30分に設定し、机の上にあるキャンパスノートに向かい、
「よーい、ドン!」で
「コピーライティングをマスターすることで得られること」の考えつく限りをペンで書きなぐっていきました。
コピーライティングについては、これまでもたくさん勉強してきたので、
書き出して最初の数分間は、スラスラとそのメリットや効果について書き出すことが出来ていました。
しかし、時間がたつにつれて「あ~、出てこない」と思う瞬間が何度かありました。
それでも書き出す作業を続けていくと、不思議とまたポッと言葉が出てきます。
その言葉や単語につられて、芋づる式にポンポンッと関連する言葉が浮かんできます。
すると再び、書くペンのスピードが増していき、楽しくなってきました。
なんだか小学生の算数ドリルをやっている感覚に少し似ていました。
いったん解けるとうれしくなって、ますます集中して解いていく、みたいな感じですが伝わりませんか(笑)
その繰り返しで、あっという間に30分が経過し終了です。
全部で194個の言葉や単語、文章をダンプする(どっさりと出す)ことが出来ました。
同じような言葉がかぶっていたりもしましたが、思っていた以上に多くを書き出すことが出来たと思います。
書き出した文字を読み直してみると、どうしても日常的に考えていることが多く表出してきますが、たまに思いもよらない言葉が出てきました。
たとえば、
「言葉のデパート」「言葉の球種が豊富になれる」「年賀状を書くと喜ばれる」
「勇気を与える」「幸せや笑顔を与えられる」「詐欺にあわない」
「患者のやる気を引き出せる」「ロボットじゃできないことができる」など。
また、あまり関係のない言葉とかも出てきたりして、少し笑えてきました。
「セクシー」「旅行に行ける」「ボケない」「幹事になれる」みたいな。
今回、ブレインダンプを実際にやってみて、自分の言葉が増えただけでなく、頭がすっきりし、気分も良くなった気がしました。
気分転換、リフレッシュの効果もありそうですね。
定期的にこの「ブレインダンプ」をやることでボキャブラリーを増やし、伝え方のバリエーションを増やしていくことで、より気持ちが伝わる文章が書けるようになるのではないでしょうか。
コピーの勉強としてぜひ、一度やってみて下さい。一味違った自分に出会えますよ。
まとめ
はじめて「ブレインダンプ」をやってみた。
その効果は・・・
・ボキャブラリーが増やせる。
・無意識下の言葉が書き出せる。
・新しい自分の発見ができる。
・リフレッシュ効果もある。
書くことに迷ったら気軽にやってみるといいですよ。
参考にしたのはこの本です。