睡眠不足による大きな弊害

こんにちは、心吾です。

脳のシステムには「Xシステム」と「Cシステム」というものがあるということをご存知でしょうか?

今日はこの2つのシステムについて
「あなたの脳のしつけ方」(中野信子著 青春出版社)
に詳しく書かれていたので、紹介したいと思います。

脳の判断力を担う2つのシステムとは?

・物事の判断を迅速におこなう「Xシステム」
・スピードは遅いが、慎重に判断する「Cシステム」

脳におけるこの2つのシステムのバランスが、人の判断力、意思決定に重要な役割を担っているのそうです。

X=「Reflex 反射」のX
C=「Calculate 計算する」のCです。

Xシステムは、判断するスピードが速く、物事を反射的に決断します。
ボクシングで言うと、「血の気の多いボクサー」みたいなものでしょうか。猪突猛進。
スピードファイターです。

Cシステムは、スピードが遅い反面、慎重に判断をすることが出来る「優秀なセコンド」のようなものですね。一試合トータルで考えることができ、作戦や戦略、ペース配分も上手に指示することができます。

Xシステムは、スピードが速いですが深く考えずに即行動してしまうため、
後になって大変な事態を招く原因を作ってしまうこともあります。

思い切り良く「英断」をしたつもりが、大事なところの判断を誤り
結果的に大きく失敗してしまう可能性もあります。

一発KOを狙いすぎて、逆にカウンターを食らってしまう。
そんな危うさを持っています。

自分の欲望のままに突っ走り、あとで後悔するのはXシステムによる仕業なんですね。

一方、「Cシステム」は、Xシステムの間違いを事前に防ぐために、
ものごとを慎重に慎重に判断することが出来るシステムです。

長期的な視点で深く考えるので、Xシステムの早とちりを抑えてくれます。

Xシステムがアクセルだとすると、Cシステムがブレーキに例えられますね。

で、どちらのシステムが優位な人が、人生でより良い結果を生むのか?というと、

それは「Cシステム」を働かせて、余計な情動を抑えられる人だそうです。

確かに、ダイエットをしている場合、
(X)その場にあるチョコレートにすぐ手を伸ばして食べてしまうか、
(C)ダイエットをした先の事を考え、今は食べない方が良いと我慢するのか、
では、結果は明白ですよね。

また、アフィリエイトをする場合、
ブログを構築して最初の数か月間ひたすら記事を書きまくる、
という作業は正直しんどいです。

だからといって、目先の楽しいことに目を奪われ、
毎晩遊び、飲み歩いて、まったく記事を書かなければ、
1円の報酬も得られませんよね。

アクセス数を伸ばすためには、1つでも記事を書いていくしかないのですから。

Cシステムを意図的に働かせる方法はあるのか?

CシステムとXシステムのバランスは、一生変えられないのか?
というと、そうではなく、

Cシステムを伸ばしていくには、ちょっとしたコツがあるらしいです。

その1つめは、「目の前にある利益が、目に入らないようにする」です。

テスト勉強をするときには、目の前には必要な教科書やノートだけを置き、
テレビやスマホ、ゲーム、漫画、パソコンなど
気が散ってしまうようなものを極力置かないようにすれば、
Cシステムが働き100点に向けたテスト勉強ができるようになるということです。

私もブログを書くときには、なるべく周りに余計なモノを置かない様に注意しています。

目の見えるところにチョコレートやお菓子があると、
一袋食べてしまうまで手が止まらなくなってしまうからです。

自分でも抑えがきかなくなるのが分かります。
Xシステムの暴走が止まらなくなります(笑)

また、「目の前のチョコを見えないところに置く」と同時に、
「チョコに含まれているカロリー数」をきちんと見ることも大切です。

「イヤな事に目を向けること」で自分の行動を深く考えることが出来るようになるからです。

Cシステムは睡眠不足で鈍ってしまう。

心強いセコンドとしての「Cシステム」ですが、
睡眠不足になってしまうと、働きが鈍くなってしまうようです。

浮気しやすくなったり、カロリーを撮りすぎてしまったりと、
自分を制する力がとたんに落ちてしまうのです。

理性が効かなくなってしまうのでしょうか。

確かに、睡眠不足の時は、わけもなくチョコを食べることが多く、
太ってしまうことも多い気がします。

自分ではそれをストレスのせいにしていましたが、
Cシステムの不具合によるものだったんですね。

また、ちょっと恐ろしいですが、

脳の細胞が死にやすくなるのだそうです。

睡眠しているときは、
脳にたまっている老廃物を吐き出す機能が働くのですが、
睡眠不足だと、その老廃物を十分に洗い流すことが出来なくなってしまうそうです。

そうすると、脳の細胞が死にやすくなってしまうのだとか。

睡眠不足って怖いですね。

もう一つのCシステムの大敵は「アルコール」です。

お酒を飲むと、判断力が落ちてしまうことは良くありますよね。

私も、お酒をのんで友達に暴言を吐いてしまい、
おもいっきりグーで顔面を殴られた記憶は忘れられません。

絶対にやってはいけないと思っていても
飲酒運転をしてしまうような人も、
アルコールによりCシステムが鈍らされているのでしょう。

それだけ、Cシステムの働きは重要だということです。

もちろん、Xシステムも非常に重要です。

社長さんのように、即断即決を求められる事の多い人にとっては、
悠長に構えていられない緊急の場合も多いと思います。

ですが、そういう場面でこそ長期的な視点をもって一度立ち止まり、
Cシステムに出てきてもらう必要があるのではないでしょうか。

セールスレターを書くときに、煽りまくって書くことで
一時的には儲けが上がるかもしれませんが、
長期的な視点で考えると、それは問題がありそうですよね。

ビジネスは単発的なものではなく、
持続的に収益を出していかなければ、立ち行かなくなってしまいます。

そこのところを常に意識していくことで、
読み手にとっても本当に価値のあることを提供できるようになるのではないでしょうか。

まとめ

☆人の脳には2つの判断システムが備わっている。
1)物事の判断を迅速におこなう「Xシステム」
2)スピードは遅いが、慎重に判断する「Cシステム」

☆「Cシステム」が働く人ほど成功する。

・「Cシステム」を伸ばすコツ(2つ)
1)目の前にある利益が、目に入らないようにする
2)イヤな事に目を向ける

・「Cシステム」が鈍くなる要因
1)睡眠不足
2)アルコール

この2つのシステムがある、ということを知っていると、
「判断を急がず、ちょっと立ち止まって考えてみようかな」と思えませんか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。