コピーライティングを独学で極めたい。何をすればライティングのスキルが伸ばせるんだろう?
インターネットを使ったビジネスでは、文章力があるかないかで収益に圧倒的な差が出ます。最近は動画によるセールスも多くなってきたとはいえ、その中身はコピーライティングを駆使したセールスレターそのものです。
お客さんの心を動かすための「コピーライティングスキル」を伸ばすためには、具体的にどのようなことを実践していけばいいのでしょうか?
本記事では、文章力・コピーライティングスキルを伸ばす方法を具体的に解説していきます。
結論としては、下記のような感じになります。
- まずはインプット(5つの文章構成、セールスレターの要素)
- 学んだことをとりあえずアウトプットしてみる(そのために文章を書く機会を増やす)
- 写経、無料ブログ、ワードプレス、ランディングページ、セールスレター、電子書籍
- とにかく書く量を増やそう(インプット1割、アウトプット9割)
- セールスライティングとSEOのライティングの書き方の違いを知る
- チェックリストを作る
- PDCA
- 自由自在に無意識でも書けるようになる
Contents
結論は「とにかく書こう」に集約されますが…
一番手っ取り早くライティングスキルを伸ばす方法は、やっぱり書く量を増やすこと。これに尽きます。どんなに高額な教材を買ってインプットに時間をかけても、「書く」という行為をしなければ進歩はありません。
とはいえ、勉強し始めのころは、何をどう書いていいのか分かりません。ですからインプットは、とても重要です。とくに最初に覚えておきたいのは「文章の型」です。型をマスターできてライティングに慣れれば、自信につながりますし、文章を書く怖さもある程度和らぎます。
しかしながら、5億円を稼ぐコピーライターを師匠に持つフリーコピーライターの宇崎さんという方は、
「下手に型にあてはめて文章を書く癖を付けてしまうと、根本的なコピーライティングのスキルは一向に向上せず、柔軟性の無い決まったコピーしか書けなくなってしまいます。」
とおっしゃっています。ですが、ど素人が最初から知識も何もない状態で良い文章を書けるようになるには、相当な時間と労力と忍耐力と試行錯誤と研究が必要になってきます。
私たちは、趣味ではなくビジネスとしてアフィリエイトやコンテンツ販売をしているわけですので、速やかに結果を出さなければ生活に困ってしまう方だっているはずです。最速で結果を出すためにも、まずは「文章の型」を身に付けておいても損はない知識だと私は思います。
たしかに、1つの型にだけ頼って書いていると、宇崎さんのおっしゃる通り柔軟性のないコピーしか書けなくなってしまうかもしれません。しかしながら、ある程度文章を書くことに慣れれば、自然とオリジナルの型や文章は書けるようになってくるもの。ですからその辺は心配いらないかなと思っています。
文章構成の型を5つ紹介します
以下、5つの文章構成の型を紹介します。
型といっても大枠に過ぎません。あくまでも重要なのは内容です。
PREP法
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私はこのPREP法を好んで記事を書いています。ものすごく簡単な公式ですよね。
まず、【Point】文頭で結論、主張を述べてしまいます。その直後【Reason】では、結論で述べた主張に関する理由や根拠を付け加え、説得力を増すようにします。この時、証拠の画像やデータなどを付け足すとより信頼性が上がりますね。また、【Example】で、具体的な実例を上げることで読者も理解しやすくなります。最後に【Point】でもう一度、要点を繰り返します。
ブログ記事を書くときやコンテンツを作る際に有効ですね。
【結論、理由、具体例、結論】これの繰り返しを頭の中でつぶやきながら書いています。
4つの学習タイプ
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【文章の型】を覚えたら簡単にコンテンツが量産できますの方にも具体例を交えて説明しています。
デジタルコンテンツ商品やコンサルティングなどでは、購入者が「結果を出す」ことが求められます。この「4つの学習タイプ」に沿って文章を書いたりコンテンツを作ろうとすると、必然的に「いますぐやるべき具体的な行動ステップ」を考えるので、結果を出すためのコンテンツ作りには最適なフォーミュラだと思います。
PASONAの法則
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神田昌典先生が名付けた「PASONAの法則」。有名なコピーライティングの型ですね。
こちらの記事「PASONAの法則」「新・PASONAの法則」を使って反応を何倍にもしよう!にも書いています。
「PASONAの法則」は、
- あなたには重大な問題点があります。
- それを解決する方法がありますけど知りたいですか?
- 知りたいなら○○してください
とうように、行動せざるをえなくしてしまう、強力なパワーを持った法則です。
でも、これを悪用してしまう人がたくさん出てきてしまったのを憂いた神田先生が、次に考案したのが「新・PASONAの法則」。
新・PASONAの法則
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「新・PASONAの法則」と「5つのすごい質問」(「感情」「共感」「ねぎらい」マーケティング)
あおりたてずに売る方法として考えられた「新・PASONAの法則」では、5つの質問に答えながら文章を考えていきます。質問に答えることで、とことん相手の立場に立って、商品について考え抜いていきます。セールスレターを書く前段階でのターゲッティングやリサーチに効果絶大です。
- コピーを書くとき、いつも無意識的にあおってしまっている。
そんな方は一度「新・PASONA」を試してください。
AIDAの法則
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セールスレターを書いたときに、チェックシート的な役割としてもAIDAの法則は使えますね。
- 【Attention】注意・関心を引けているか
ヘッドコピー、キャッチコピー、最初のぱっと見、ヘッドライン、画像、写真、アイキャッチ、全体の雰囲気、ブログやメルマガの件名などで注意をひきつけられているでしょうか?
- 【Interest】関心、興味を引けているか
読者の興味や関心を引いて、読み進められるような内容になっているでしょうか?
- 【Desire】欲求を引き出す
「その商品を欲しい」という欲求を引き出せているでしょうか?
- 【Action】行動させる
「申し込みボタンを押す」「クリックする」「お問い合わせをする」といった、商品を購入するための具体的な行動を促せているでしょうか?
セールスレターの構成要素
見込み客が反応するセールスレターの構成というものはある程度決まっています。ですからセールスレターを構成する要素をひとつひとつをパズルのように組み立てて作っていくことが出来ます。
- ヘッドコピー
- サブヘッドコピー
- メリット・ベネフィット
- デメリット
- ブレッド
- ストーリー
- 証拠
- 希少性・限定性
- 保証
- 価格
- 推薦文
- お客様の声
- 危機感
- Q&A
- 申し込みボタン
- 追伸
ランディングページやセールスレター用のテンプレートは、こちらのメルマガで差し上げています。登録して6日後のメールで配布しています → 無料メール講座
構成要素は同じであってもアイデアやコンセプト、見た目、特典、価格など差別化でできるポイントは無限にあるので、そこがまた難しいところではありますね。
イチから頭をひねってアイデアを絞り出すのも大事ですが、最初は上記のような文章構成の型をPCの横に置きながらでもブログやセールスレターを書いていきましょう。 カンニングはドンドンした方が良いです! |
アウトプットする機会を増やす
ライティングスキルを高めるに、以下のようなアウトプットする機会を増やすことで「とにかく書く」状況を作り出しましょう。
- 写経
- 無料ブログ
- ワードプレス
- ランディングページ
- セールスレター
- 無料レポート
- コンテンツ作り(電子書籍)
難易度が最も低いのは「写経」です。黙読するよりかなり時間はかかりますが、そのライターの言い回しや文体を自分自身に取り込むことが出来たり、語彙が増やせたりできます。また、良いセールスレターを写経することで、ターゲット設定、心を動かすキーワード、ターゲットの深い悩みや不安などを理解することが出来ます。写経することが、その市場のリサーチになりますね。
写経をするレベルが上がるとライティングのレベルも上がります。まずは、自分自身が「このセールスレターを読んで、おもわず購入してしまった」といったものから始めるといいでしょうね。
「無料ブログ」は0円から始められます。ハードルが低いし、失敗しても構わないという気持ちで臨めるので、好きなことを好きなように書きやすいと思います。私は、こちらの無料ブログで勉強したことを書き連ねていくようにしています。 >ハッピー・コピーライターの自習室
日記ブログのようなものからでも構いませんので、とりあえず始めてみましょう。
「ワードプレスを使ったブログ」は、無料ブログよりやや難易度が高くハードルは高い感じはしますが、基本的には無料ブログと同じように記事をたくさん書いていくことが大切です。無料ブログでは「アカウントが急に削除される」というリスクがありますが、ワードプレスを使えばそのようなリスクを感じずに書き続けることが出来ます。
「良いブログにしたい」という意識が強すぎると躊躇してしまって文章を書くスピードが落ちてしまう場合もありますが、記事が増えていくことでスキルを高められるのと同時に、あなたの価値ある資産として残ります。
ブログ、がんばってみましょう。
「ランディングページやセールスレター」は、ブログのライティングとは少し異なる書き方になりますね。
- メルマガへの登録
- 申し込みボタンを押して成約してもらう
といったように、書き手側が意図している具体的な行動を、読み手にとってもらうことが目的です。
文章だけではなく、画像やイラスト、ブレッド、サブヘッドコピー、文字の色や大きさなど色々と要素が加わってきます。これらの要素のちょっとした違いでも反応率が大きく変わりますので、結果の分析も欠かせません。ですから、ランディングページやセールスレターを書くときは「成果につながる文章を書く」ことを、より意識していきます。
「デジタルコンテンツ作り」のように商品を作るときは、「いかに読者を行動させて望んだ結果を出してもらうか」がポイントです。上でも説明した文章の型としての「4つの学習タイプ」を使いこなしてコンテンツを量産することで高収益も見込めます。
いずれにしても「インプット1割、アウトプット9割」くらいのつもりで書く量を増やしましょう。
SEOのライティングはセールスライティングと違う
セールスライティングとSEOライティングは目的が全く違うので、そのスキルの伸ばし方も違ってきます。
- セールスライティング=商品を購入してもらう → 文字通り販売(セールス)のためのライティング
- SEOライティング=検索エンジンで上位表示を目指す → 集客のためのライティング
SEOライティングでは、「キーワードの選び方」や「件名」が、非情に重要な要素になります。グーグルアナリティクスやキーワードプランナー、サーチコンソールなど、分析と検証のためのツールの使い方も学ぶ必要がありますね。
セールスライティングとSEOライティングは、分けて考えて頭の中が混乱しないようにしてください。
自分チェックリストを作ろう
心吾のブログでは、以下の点に気を付けながら文章を書くようにしています。
- 主張や結論を述べたあとに「理由」や「根拠」を必ず付け足しているか?
- 具体例はあるか?
- 具体的な行動ステップはあるか?
- いますぐできる簡単な方法はあるか?
- 価値のある情報を伝えられているか?
- 主語と述語が離れすぎていないか?
- 文字の色は使いすぎていないか?
- 字の大きさは適当か?
- 漢字、ひらがな、カタカナのバランスはとれているか?
- 一文が長すぎないか?
- ですます調(である調)で統一されているか?
- 専門用語が多用されていないか?分かりやすい文章か?
- 単調になっていないか?(~ます。~ます。など語尾が同じになっていないか?)
- 段落、改行は適当か?
- 引用文献はきちんと書かれているか?
- リンク切れはないか?
- 画像や写真が内容と一致しているか?
- 著作権侵害をしていないか?
さらに、「心理学」を利用した文章を書くためのチェックシートも用意しましたので、こちらのレポートをダウンロードして合わせて読んでみて下さい → 準備中です。
『行動心理学を使って思い通りに人を動かす「心理学ライティング」
~反応率を何倍にも上げる文章の書き方~』
PDCA
だれも最初から反応の良い文章は書けません。PDCAサイクルを高速で回しましょう。PDCAのサイクルを回し続けることでライティングスキルは伸びます。
「PDCA」とは、「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4つの英単語の頭文字で、「PDCAサイクル」とも呼ばれます。P→D→C→A→P……といった具合に、4つの段階を循環的に繰り返し行うことで、仕事を改善・効率化することができる方法と言われています。
参考:マイナビニュース
無意識でも書けるレベルを目指す
量をたくさんこなしていくと質も上がります。
誰でも数多く経験を積むことで作業は自然と効率化され、最初は意識しないと出来なかったことも無意識でできるようになってきます。
あきらめずに書き続けて達人レベルまでスキルアップしましょう(^^)/
独学でも伸びる人と伸びない人の違い
独学でもグングン伸びる人と伸びない人の違いをまとめてみました。
- 伸びる人は「とりあえず書いてみる」という思考
- 結果にとらわれない。テスト・実験感覚。
- インプットしたらその情報を文章としてすぐに書き出す。
- 大量に書いていると、ある地点から質に変換される。
- 文章を書くための環境がある。
- 楽しんでいる。
- 危機感が半端ない。
- アウトプットするので反応が得られる。
- PDCAサイクルを回す。
- 自分の責任
- スモールステップで一歩目を踏み出す。
- 伸びない人は、書く前に考え込んでしまう。あーでもない、こーでもない
- 自分が書いた文章なんてどうせ読まれない。せっかく書いた文章が読まれなかったらどうしよう。
- インプットに時間をかけすぎてしまう。
- 知識で頭の中がいっぱい。
- 文章を書く環境が作れていない。
- アウトプットの量が少ないので、反応がなかなか得られない。
- PDCAを回さない。分析をしない。
- 他人の責任
- 一歩目が踏み出せない
そしたらとりあえず、1行書いてみましょうか。