こんにちは、心吾です。
コピーライティングの教材である「ミリオンライティング」では、
「成約率の7割ほどは、この「切り口」と「展開」によって決定づけられると言っても過言ではない」と書かれています。
・「切り口」とは・・・「コピーの切り出し方」
・「展開」とは・・・「その切り口からコピーをどう展開していくか」
のことですが、この2つの視点こそが、成約率を高める決定的な要因だということです。
「切り口」では、「商品のターゲット」と、「商品のメリット」を明確にすることで読み手の興味を引くことがポイントとなります。
でも、その重要性を話していますので、よかったら読んでみて下さいね。
コピーを書くときは、常に書き手目線ではなく、「読み手目線」「お客様目線」で考えることを忘れてはいけません。「お客様目線」で考えると、おのずと興味・関心を引くことができる「商品のメリット」を考え出していくことができるからです。
「商品のターゲット」と「商品のメリット」という材料がそろったら(=「切り口」が決まったら)それをもとにして「展開」していきます。ミリオンライティングでは、「展開の構成パターン」として6つの構成パターンが挙げられています。
リサーチで得られた「商品のメリット」をその6つの構成パターンに当てはめて書いていくことで、読み手に商品の良さをアピールしていくわけです。そうして作られた6つのパターンをさらに取捨選択して、最も興味を引くであろうヘッドコピーに磨き上げていくことになります。
その商品の見込み客が最も興味を持っていることを軸として「展開」することが、最後まで読んでもらえるコピーの「肝」ということですね。
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「ビッグアイデア」
また、「ビッグアイデア」という考え方があります。
「ウェブセールスライティング習得ハンドブック」(寺本隆裕著)のなかでは、
次のように解説されています。
「どうやって読み手を引きつけるかについてのアイデア」を「ビッグアイデア」といいます。
物事を伝えるアイデア、いかに相手に話を聞いてもらうかのアイデア、これがセールスライティングで言う「ビッグアイデア」です。売り込みのメッセージをいかに魅力的に伝えるか、いかに興味をもって聞いてもらうか、いかに多くの人にメッセージを届けるか、そのアイデアが「ビッグアイデア」です。
(中略)
「セールスレターの成功要因は、ビッグアイデアが30%、次にヘッドラインが25%、リード、オープニングの部分が25%。その他が20%を占める」と言っています。つまり、ビッグアイデアが最も大きな成功要因だというのです。
そして、この「ビッグアイデア」は、ヘッドラインの中で使われることが最も効果的だと言われています。
さきほどの「展開の6つの構成パターン」がまさに「ビッグアイデア」の源泉ですね。ヘッドコピーを作っていくときの考え方の順番をまとめると、以下のようになります。
1.商品のターゲットを絞る(切り口)
↓
2.商品のメリットを考える(切り口)
↓
3.6つの構成パターンに当てはめて「展開」を考える(ビッグアイデア)
↓
4.どのパターンが最も見込み客の興味を引くのかを考え、決定する。
ヘッドコピーでは商品を売ることに重きを置いてはいません。
なぜなら、お客さんに続きのコピーを読んでもらうことが一番の目的だからです。
ですから、興味・関心を引くことさえ出来れば、その後に続くコピーで信頼を勝ち取っていけばいいのです。
あなたが毎朝家に届く折り込みチラシや雑誌の表紙などに載っているヘッドコピーをチラッと見たときに、「続きが読みたいな」となったときは、ラッキーと思ってください。
そのときは、あなたがそのコピーに興味を引かれた瞬間ですので、すばやくその中身をチェックしましょう。
- そのヘッドコピーの「ビッグアイデア」は何だろう?
- 興味を引かれたポイントはどこだろう?
- どのような構成をしているのだろう?
これを自分の書くコピーでも生かせないだろうか、と考えることで読者に響くヘッドコピーのアイデアの元にすることができます。
今まで何気なしに捨てていたチラシですが、捨てる前に少し注意して見てみることでたくさんのヒントが得られるということです。
どうせなら、アイデアをパクッてから捨てましょう(笑)
まとめ
成約率を高めるためのヘッドコピーで最も重要な事とは?
1.切り口
2.展開、ビッグアイデアこの2つが成約率を高める重要なポイントです。
「ヘッドコピー」を書くことに全力を注ぐことで読み手の興味を引くことが出来たら、あとはドミノ倒しのように、すらすらと最後まで読んでくれます。
頑張って書いてみましょう。