臨場感あふれる文章を書くための3つの方法【読者が思わず反応してしまう】

こんにちは。心吾です。

私たちがものごとを考えるとき、頭の中では無意識に過去の経験を思い出しながらその情景を描きなおしています。

・極上カルビを舌の上で食べたときのとろけるような柔らかな食感。
・自販機で買った、「あったか~い」コーヒーの温かさ。
・大好きなあの人のほのかに漂う甘い香水の匂い。
・満員電車で隣のおじさんから漂う加齢臭。
・真夏にミンミンうるさいセミの鳴き声。
・転んで擦りむいた膝からしたたり落ちる真っ赤な血。
・タンスの端で足の小指を打った時の痛み。
・凍えるような真冬の雪の寒さ。

これだけの短い文章でも、過去に経験していることであれば頭の中で即座にイメージができるのではないでしょうか。

考える行為というのは、過去の記憶と密接につながっているということです。
そしてその時には、五感をフル動員させて過去の感覚を頭の中で再現しているのです。

ものすごい情報量の伝達が脳の中で繰り広げられているのでしょうね。

より鮮明なイメージが浮かぶような文章ほど、読み手はその世界に引き込まれていき、それが読み手の「反応」「行動」への引き金となっていくわけです。

「人が反応してしまう文章 = 書いてある内容をイメージしやすい文章」

これは覚えておきましょう。

では、まるで実際に経験しているように臨場感あふれる文章は、どのように書いたらよいのでしょうか?
次の3つを意識して書いてみて下さい。

1.擬音語、擬態語を使う

バチバチ、つるつる、ジュージュー、ちくちく、きらきら、ガラガラ・・・など。
擬音語や擬態語を使って文章を書くと、とても豊かな表現ができるようになります。

2.五感を使って表現する

五感とは、「視・聴・嗅 ・味・触」の五つの感覚のこと。
明るい、暗い、大きな音、静まり返った、土くさい香り、シトラスの香り、
苦い、すっぱい、柔らかい、硬い・・・など。
まるで映画館のスクリーンに映し出された映像のようにありありと表現してみましょう。
そして、読み手の脳をギュッとわしづかみしちゃいましょう。

3.たとえや数字を使う

大きさや数を客観的・具体的な数字で表すことで、読み手はより詳しくイメージができますね。

この3つを意識するだけで、わりと簡単に臨場感のある文章が書けるようになりますよ。
そして、読み手の感情をどんどん動かしてください。

日常でもこれらのことを意識して生活してみると、表現力が豊かになりそうですね。

たとえば、
・仕事中忙しい時に、自分の動作を擬音化・擬態化してみたらどうなるかな?とか
パタパタ、どたどた、あくせく、汗ポタポタ・・・?

・パスタを食べるときに五感をフル稼働させて食べてみるとか
におい、食感、味、色、麺をススル音はどう?

・自分の身長と体重をリンゴの個数で表してみるとか。
(ちなみに、キティちゃんの身長はリンゴ5個分、体重はリンゴ3個分)

まとめ

☆臨場感あふれる文章の書き方(3つ)

1.擬音語、擬態語を使う
2.五感を使って表現する
3.たとえや数字を使う

テレビで見た催眠術師なんかもこのような言葉を使っていたような気がします。相手を動かす、という部分では共通するところがありそうですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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