ストーリーで感情を動かし読者の反応を上げるための文章構成法

こんにちは、心吾です。

人間の脳は元々、物語(ストーリー)を聞くことが好きだと心理学では言われているようです。

「ストーリー」とは、起こった出来事を時間に沿って並べられて書かれたものです。

ただの事実のみを書きたてられた話よりもストーリー調に解説された方が聞き手は理解しやすいですよね。ストーリーだとイメージがしやすいからです。

読者は、インターネットで文章を読むときはとても飽きやすく、すぐに別のページへ飛んだり、面白くなければページを閉じてしまうものです。

ですが、上手く書かれた面白いストーリーであれば、読み手はその文章に引き込まれ、最後まで読んでしまいます。

学校で使っていた退屈な教科書より小説や漫画の方が断然読みやすく、引き込まれていきますよね。

セールスレターの場合も、扱っている商品やその商品を使っている人、販売者の経歴や実績などにまつわることをストーリーを活用して具体的で明確にイメージさせると、読者は楽しんで最後まで読むことができます。

具体的な話を聞くことで、人はよりその話を信用してしまう傾向にあります。

ですからコピーを書く場合もストーリー調で文章を書いた方が、反応がとりやすいのです。

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では、どのようにストーリーを書いていけばいいのでしょうか?

物語を書くということはそう簡単ではなさそうですが、
ストーリーには「型」というものがあります。
ハリウッド映画や漫画・小説、アニメなどに共通する人を惹きつける一定の公式があるのです。

映画やドラマなどは何となく次の展開が読めたりすることがありますよね。
だいたい想像がつく展開であっても、見ずにはいられない心理状態になり、最後まで見てしまいます。うまく人間の心理を操られているんですね。

ここでは、人は感情でモノを買う [ 伊勢隆一郎 ]を参考に、ストーリーの組み立て方を説明していきます。

感情を動かしてしまうストーリーの「型」は、まず読み手と書き手が同じ地点にいるという場面からスタートします。

ストーリーフォーミュラ

1.同じ地点からのスタート

ごく普通の日常の生活。平穏な日々からスタートします。
または、劣等感や生活に不安を抱えている毎日を過ごしています。
ここでは、読み手の気持ちと共感する目的があります。

2.チャレンジ、そして失敗の連続

そして、何かのきっかけで大きなチャレンジをします。しかし、それは上手くいかず、失敗を繰り返してしまいます。

3.偶然の出会い、もしくは発見

ですが、偶然ある人やモノと出会うことで大きなチャンスをつかみます。

4.成功の連続

チャンスをつかみ、努力をすることで成功を成しえます。そして、成功の連続を経験します。

5.詳しい分析、メソッドの体系化

成功から得られた秘訣を分析し、メソッドとして体系化することができます。

6.ほかの人も成功

体系化された方法で他の人に対しても実践し、成功させることが出来ます。
そして、この方法を一人でも多くの人に伝えたいという思いが強くなってきます。

7.次はあなたの番です

この成功のメソッドは、誰でも体得できます。あなたも実践して成功者になってください。

このようなストーリーを展開することで、
読み手を惹きつけ、最後まで興味をもって読んでもらうことが出来るのです。

プロフィールやセールスレターを書くときなどに参考にしてみて下さい。

このとき最も重要な事は、読み手の共感を得るということです。

読み手の現実とあまりにもかけ離れてしまっていては、共感・関心を得ることはできません。
そうなってしまうとすぐに離れていってしまいます。

読み手も巻き込んでいくような展開にしていくことで、さらに感情を動かしましょう。

読み手にとってまるで自分の事のように思えたら、高い確率で成約という目的を果たすこともできてしまいます。

まとめ

ストーリーフォーミュラ

  1. 同じ地点からのスタート
  2. チャレンジ、そして失敗の連続
  3. 偶然の出会い、もしくは発見
  4. 成功の連続
  5. 詳しい分析、メソッドの体系化
  6. ほかの人も成功
  7. 次はあなたの番です

自分がついつい読みこんでしまったセールスレターは
やはりこのようなストーリーを織り交ぜていることがわかりますね。

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